書くことのススメ(自分を知ろう):うつ病 リハビリワーク③
どんな状況・環境のときに、どういう気分になってしまうのか、を知る
うつ病のリハビリワークで最も重要なワークになってきます。自分の内面と行動に向き合う、それはとても難しいことです。知りたくないと思っている、自分の本心に向き合わなくてはいけないから。
病院に行って、医師やカウンセラーとの対話で行うのも一つの方法ですが、あなた自身があなたの内面と対話しなくてはいけません。思考を可視化することで、客観視しやうくなり、自分と向き合うことが容易になります。そして、自分の手で書きましょう。
多くのウェブページで「行動認知」「認知療法」について記載されています。参考にしてください。
モーニング・ページのススメ (本当におすすめ)
しかし、体調がよくない時ほど自分の状況を冷静に把握するのは難しいですよね。そんな時に比較的簡単に出来るおススメの認知療法のワークを紹介します。メンタルコントロールをしやすいので、是非とも試してみてください。
脚本家であるジュリア・キャメロンさんが思考の整理をしながら、作品を作り出す際に取り組んでいく為のワーク法が書かれています。その中のワークの一つである、モーニング・ページというワークを紹介します。
この本を読む前に、下記リンク先の光奈広大さんのブログで紹介されていたのをきっかけに、私はモーニング・ページのワークをするようになりました。思考の整理がしやすくなり、感情面での落ち着きを取り戻しました。そして非常に体調のコントロールがしやすくなりました。
怒りブログ、嘆きブログ、悲しみブログ | 自由人の カルマ・ヨガ ノート :special thanks
- 好きなノート、ペンを用意する
- 頭の中を駆け巡る思考・言葉を「そのまま」書く
- 2・3ページは書く(スッキリするまで)
- ありのままを書く(誰かに見せるものではないので)
- 可能ならば、朝起きた時に
- 書きたいときに「いつでも」書く
- 毎日続ける(可能なら)
- 読み返すのは数週間後
書き方に制限はありません。
詩でも、会話でも、そのときの感情でも、将来の夢でもなんでもいいのです。もちろん、過去の怒りでも。
散らかってしまった部屋と同じように、あなたの思考は暴走し、頭の中は言葉でいっぱいだったと思います。出てくるままに、ノートに言葉を出してあげてください。頭が空っぽになるまで。
そして書いたものを見直すのは数週間後です。自分を見つめなおすには距離が必要です。
書くという行為は書き手のためになり、あなたが読み手になれば、更にあなたのためになるのかもしれませんね。誰かに見せるものではなくても、もっともっと自分を表現してください。
私は「他人に見せていた、自分では気が付いていない部分の自分」を知ることが出来ました。私は本当に反省しましたし、傷ついて叫んでいた内部の自分(インナー・チャイルド、アダルトチルドレン(ACは状態のことを指すことが多いですが)など様々な表現方法があります)を受け止めるのは容易ではありませんでした。
写真は広島県尾道にある、お好み焼き屋さんの壁に描かれていたもの。近所のお兄さんの作品らしい。兄さん、うまいぜ!
*****
〈参考図書〉
:キャメロンさんなりの考えなども記載されていますが、先ずはノートを用意してください。何かを始める時にちょっと追い風のような言葉が必要だと思ったら、この本に記載されているキャメロンさんの言葉に励まされるのもいいと思います。
参加しています