催眠療法 体験談①

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(最終更新日:2016.02.02.)
あー、気持ちいい

 私は長風呂だ。お風呂に入ることで自分を取り戻す。悶々と考え込んでいるときも、身にまとった重苦しい何かから解放されるときも、周囲と完全に断たれたあの空間に入り、湯の温かさに自分を包み込む、あの時間が好きだ。

風呂の中で勉強や読書する時も、ただぼーっとする時も、あの空間と湯の心地よさは私を回復させてくれる。

今までずっとその理由は、胎児の記憶に由来するものだと考えていた。

母親に守られているという、無償の愛と安全の中にいる感覚に身を委ねているのだと。

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およそ一年前、催眠療法を体験した。その時に出生(本当はその前から)から人生を再体験し、自身の生き方や出来事の捉え方を変える治療を受けた(退行療法)。

その時 胎児の頃の感覚を漠然と(なんとなく)再体験した。

私の母親は妊娠中毒でいつも体調が悪かったと聞かされていた。

そして、セラピストの誘導を受け胎児の頃に戻ったのだが、その感覚は「乗り物酔いをしているみたいに気持ちが悪かった」。

私は普段 乗り物酔いに比較的強い。めったに酔わない。もしや胎児期にストレス耐性が出来ていた為なのか?という疑惑が頭を過る。(感謝?しておく)

気分が悪かった為に、セラピストは直ぐに出産後に場面を移してくれた。

そして私が再体験したことは、「ああ、お湯が温かい(気持ちいい)」というもの。

妊娠中毒で母体の体温は下がり、胎児だった私はたぶん寒かったのだろう。色々あって、9ヶ月でこの世に出てきてしまったけれど、お湯が温かくて感激していた(気分も回復したし)。

その後の保育器の経験は思い出せなかったけれど。

出生後、私を見た母親の顔は引きつっていた。男の子を期待されていたからだ。このことは幼少期に聞かされていたので既知の出来事だったけれど。

最初に見た親の顔が引きつっているという事実は、知らぬところで どうやら かなり心に引っかかっていたようだ。

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ずっと入浴することで気分が回復することが多かった。

私の潜在意識が教えてくれた その理由は、自分が様々なものから解放された瞬間の経験によるものだった。

今でもやっぱり風呂は気分回復の場だ。

私はお風呂に入らないと体調は転がりやすくなる。ちょっと面倒だなと思っても、湯に入ると自分が元気になっていくのが分かる。

大気の流れを教える風、雨、水、川、海、土、植物たちなど自然の中に入ることも体調回復に良い。私の場合、湯の中に戻ることでもリセットが行われる。

ババンババンバンバン♪ 良い夢見ろよ!

皆さんの体に優しいリラックス法が見つかりますように。